活動の経緯
「茶の湯」が大成された当時、そこには、流派と呼ばれるものは無く、形式も格式も重んじることなく、「もてなしの心」を理念とした創意工夫を尊び、茶人個々の人となりに重きを置く風習があったと思われます。
平成17年度には、「茶の湯」が大成された“まち”文化の背景を探る見聞会と茶の文化の原点を考えるため、千利休に関わり、深く影響を与えたと思われる茶人たちについて学ぶセミナーを開催しました。
まちなか見聞会
セミナー
左から角山 榮先生 谷本陽蔵先生(天慶院)
見聞会 (午前) |
セミナー (午後) |
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第1回 (3月) |
お茶菓子舗めぐり(環濠内中央域)5店舗 | 堺衆と茶の湯 武野紹鴎とその後谷 晃先生(野村美術館学芸部長) |
第2回 (5月) |
お香の文化体験 | 反骨の茶人 山上宗二斉藤史子先生(作家 元高野山大学講師) |
第3回 (7月) |
鉄砲・打ち刃物鍛冶屋敷界隈 | 道具を通してみる堺衆のお茶井溪 明先生(堺市教育委員会社会教育課) |
第4回 (9月) |
南宗寺および環濠界隈旧跡見聞 | 千道安を中心とした堺の茶斉藤史子先生(作家 元高野山大学講師) |
第5回 (11月) |
お茶菓子舗めぐり(環濠内南域)4店舗 | 堺の茶とCHAの文化角山 榮先生(堺市博物館長) |
平成18年度は、茶の文化の原点を踏まえ、「茶会でつなぐ“堺”と世界」をコンセプトとしてかかげ、世界のお茶を対象とした自前のお茶席体験の場「寄り合い文化席」を開設し、“堺”発「もてなし茶会」の発信を目指して「CHAの心」の実践に取組みました。
堺なんや衆「寄り合い文化席」 もてなし処
ふれあい 「南蛮ガラクタ市席」(開口神社)
見聞会・懇話会・体験講座 | 寄り合い文化席 | |
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4月 | 旧天王貯水池「春の一般公開花見茶会」抹茶 | |
5月 |
見聞会:南宗寺 懇話会:煎茶から見た茶の文化 角山 榮先生(堺市博物館長) 体験講座:煎茶席 冨永清栖先生(煎茶松風清社幹部) |
開口神社「さつきまつり」 抹茶、抹茶カプチーノ、チャイ(インド)、柚子茶(韓国)、中国茶 |
7月 | 見聞会:本源院、天慶院、海会寺 懇話会:お茶四方山話 谷本陽蔵先生(暮らしの茶研究家) 角山 榮先生(堺市博物館長) 体験講座:俳句菓子「もらい水」作り 菓子舗・河井慶長 |
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9月 | 見聞会:大阪市立東洋陶磁美術館 懇話・体験会:紅茶の楽しみ方 堀江敏樹先生(ティー・スペシャリスト) |
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10月 | 南蛮ガラクタ市(開口神社) 大小路界隈「夢」倶楽部協働 抹茶、抹茶カプチーノ、チャイ(インド)、柚子茶(韓国)、中国茶 |
お茶菓子つくり体験講座(講師:河井慶長)
線香アート(お香文化)体験講座
(講師:奥野晴明堂)
登録文化財旧天王貯水池「花見席」
おもてなし体験
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