どこに共感したのか
日本では、文化として、芸術として、道として、哲学として、宗教に根ざした道徳観として、今日まで多くのものが「茶の文化」を規範として確立されてきました。
堺市博物館館長・角山 榮先生は、「茶の文化」の本質は、「茶」という飲み物を媒介として「ふれあい」Communicationと「もてなし」Hospitalityの心を踏まえた「人間関係の形成」Associateにあると説かれ、「CHAの心」を理念として提唱されました。
「抹茶」を介し日本的な美意識や倫理観を基本として大成された「茶道」のみならず、今日、日常的に、日本人の暮らしの中にあるお茶が、“もてなしの心”を規範として生活文化に活かされ、人と人との“ふれあい”を深め、より良い“人間関係を形成する”ことに役立てられてい ると説かれた「CHAの心」の理念は判り易く、堺のアイデンティティーとして広く人々に受け入れられる規範として共感しました。
21世紀は、諸民族との共生、諸文明共存の時代であり、平和の維持と平和の心は「CHA(茶)の心」の理念に通じるものがあり、市民活動団体“堺なんや衆”では、当会活動のコンセプト「茶会でつなぐ“堺”と世界」を支える理念として、「CHAの心」の実践に取組み、“堺”発「もてなし茶会」の提言を目指しております。
「堺まつり」大茶会 武者小路千家 伸庵
堺なんや衆「寄り合い文化席」 開口神社境内
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